狼先輩。


なんか、こういうの言うの、恥ずかしい……。


「……なんか、そういうの嬉しい。ありがとう、ことりちゃん」



そう言う先輩の頬は少し紅潮していた。



……先輩、照れてるのかな?



でも、なんか心の底からの笑顔って言うか……。



本当に気に入ってくれた……のかな?



じーっと先輩を見ていると、先輩は私のあげたタオルにちゅ、とキスをした。


そして、そのタオルの先輩の唇が触れた部分を……、


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