狼先輩。


「なっ、せ、先輩っ!?」



俺の下で、ことりちゃんは動揺を隠しきれない様子。



「もう我慢の限界……」


「えっ……」


「ことりちゃんが俺の理性飛ばしたんだから、責任とってよ」


「そ、そんなこと言われても……っ!」


「大丈夫、優しくするよ?」


「そういう問題じゃなくてっ!!」


「じゃあ、どういう問題?」


「そ、それは……」


「……ごめん、ことりちゃん」


「え、なんで謝るんですか……っ」


あわあわしていることりちゃんの耳元に唇を寄せ、囁く。








「勉強しようか……」



こっちの、ね?






勉強しようか。*fin
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