狼先輩。
って!!!
「先輩っ、何、流れに乗ってるんですか!!」
ドンッと先輩を押して距離をとる。
「え、でも結構いい雰囲気じゃなかった?」
「そっ、そうかもしれないですけど!何どさくさに紛れてキスしようとしてるんですかっ!?」
「ことりちゃんが可愛かったから」
さらっと答える先輩にまったく悪気はなさそう。
……まぁ、半分流れに流されかけてた私も私なんだけど。
先輩といるといつも先輩のリズムに呑まれちゃって……。
なんか、調子狂うな……。