RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






 悲鳴を上げて振り向くと、アランがいた。



「よぉ!」



 ルナは溜息を吐く。




「なぁんだ、ビックリしたぁ」



 ルナが大げさに言っても、アランは怒らない。怒らなければ、何も言わない。



 ただ、真剣な顔で、立っているだけだ。正確には、浮いている、というべきか。


「あの声…まさか、な」


 ただ、そう呟いて。


「知ってるの?」


 アランが頷く。









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