RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






 私が好きなのは、サール。なのに—。


—ヤらせろよ。



—ごちそうさまっ。



 私、あなたのことがわからないよ…ゲルブ。


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「彼女は、もう次の目的地があるようだね」


 デインが言った。


「目的地?何だ、そりゃ」アランは、デインを睨んだ。「さっきオマエが常若の国の話をしたからだろ。あそこには、そう簡単には行けねぇのに。どう責任とるつもりだ?」


 デインは何も言わない。









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