RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






 その、胸のあたりにだけ、光がない。それに、何かべつの物が突き刺さっているようだ。ルナは、“心の手”で、それを抜く。


「ぐっ」


 ゲルブが、呻いた。


 ルナは、それから、ゲルブの体に手を伸ばした。

 急がなければ…。


 おそらく、あの光が全て消えたとき、ゲルブは死んでしまうのだろう。




「ゲルブ、今から体に触るけど、気にしないでね」




 念を押して、目の前に集中する。






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