RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~








 穴の開いている位置が悪かった。


「そのベストの穴、直らねぇの?」

「直るよ」

「じゃあさ、俺の服はいいから、ベストだけ直しておけよ」


 ルナは、コクンと小さく頷き、


「あっち向いてて。着替えるから」



 …一体、何をするつもりなんだろ?



 十分後、ルナの方を見たゲルブは、何も言えなくなってしまった。


 ルナは、キトンを脱ぎ、ベストだけを(多分、下着も)着ていた。





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