RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






「もしかしたら、こっから水晶宮へ行けるのかも」

 カナテが、クソまじめな顔で。



 ンな阿呆な。

「え?」

「ほら、あの水晶宮だぜ。こんな入口でもおかしくはねぇだろ」とカナテ。「とにかく、念じるんだ。いいな?」

 カナテは言い残し、ティカの手を握って宇宙へ飛び込んだ。

 ホントに、行けるのかよ?








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