LOVE PRINCESS(陽呂&心菜)
カタン……。
風呂場の方から聞こえた音に俺は肩をビクッと震わせた。
な、何、真剣に読んでんだ、俺!
雑誌をテーブルの上に戻し、心菜の部屋から出ると風呂場へと足を進める。
聞こえたシャワーの音にホッと胸を撫で下ろした。
あぁ、なんだ、心菜は風呂か。
声をかける前に先に着替えをする事にした俺が部屋に戻ると、ふぁーっとあくびが出る。
うわ、やべぇ。
すんげぇ眠い。
だけど、最近仕事ばっかりしててレポートをまだしてないんだよな。
鞄からレポートを取り出し、心菜が風呂からあがってくるまでそれをやる事にした。
何度も出るあくびを掌で押さえ、目を擦りながら頑張ってはいたものの。
どれくらい経っただろう。
気付けば、ペンを持ったまま机に倒れ込むようにして眠っていた。
大きく伸びをすると、心菜の部屋へと向かった。
少し開いた心菜の部屋のドア。
中からは、明かりと心菜の声が漏れてる。
あれ?
誰か来てんのか?