LOVE PRINCESS(陽呂&心菜)
リビングにで、私を待っていたのは笑顔の陽呂。
何なんだろう?
「心菜さん。俺、今暇だよ?」
さっきからこればっかり。
「あっ、そう」
それだけ言って横を通り過ぎる私の腕を掴むと
「心菜?」
なんて急に呼び捨てされて。
「なっ、何?」
そんな少しの事にドキドキした私は、おもっきり噛んじゃうし。
だって急に真剣な顔して呼び捨てにされて。
陽呂かっこいい……とか思っちゃったんだもん。
赤くなった顔を隠すかのように少し俯いた私に
「もう言っても良くね?
バレてんだしさ」
へ?
バレてるって。
何が?
今度はキョトンとした顔で陽呂を見上げる。
「まーだ言わねー気?
やっぱり……怒ってんの? クリスマスのこと」
はぁ?
何で今更クリスマスの事?
そもそもバレてるって何?
私……何かしたっけ。
「クリスマスの事は、もう怒ってないってば。
仕事なんだし仕方ないでしょ?」
「ほら……やっぱ怒ってる!」
「怒ってないってばっ」
あ……。
今の言い方は怒ってるぽく聞こえたかも。
でも、本当にクリスマスの事は仕方ないって思ってるんだから。