Friendship
#少女

始まりの森




生まれたときから田舎で過ごした私は、たくさんの自然に囲まれていたおかげかとてもやんちゃに育った。
学校が終われば、友達と原っぱに駆け回りにいったり、休日は祖父の畑作業を手伝ったり、祖母の山菜狩りについていったり、毎日泥だらけになって帰ってくる。
普通の親なら叱られるところだけれど、私の母は違った。
毎日泥だらけの私を笑いながら「おかえり。」と言ってくれる。
一人っ子だから。というのも理由の一つかもしれないが、私が幼いうちに父が亡くなったというのが一番の理由なのだろう。
父が亡くなったときは悲しかった。けど、まだ幼かった私は動かなくなった父を見ても何が起こったのかもわからず涙も出なかった。
時々、今になって悲しさがこみ上げてくる。


そんな私が小学校6年生になった梅雨の時期のこと…

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