赤 龍 - セ キ リ ュ ウ -



瞬「ははっ(笑) 相変わらず未乃吏は可愛いなあ」

完璧馬鹿にされてる…。


未「可愛くなんか無いし!ていうかなんで理事長やってるの?」

私は瞬さんに尋ねた。


瞬「俺のおじさんが理事長だったから
  おじさんが此処の理事長辞めるときにお前に任せるって言われたんだ。
  それでこれが今ってわけ。」


瞬さんはニコッとはにかんで見せた。


そうだったんだー。
私は納得した。

未「でもビックリだなあ(笑)あの瞬さんが理事長って。」


そう言って私はクスッと笑った。


瞬「俺も最初は戸惑ったよ。けどやってみようと思った」

瞬さんは昔と変わらない優しい眼差しで
言った。





瞬「そういえば、赤龍の奴らにはずっと会ってないのか?」



ズキッ………。

瞬さんは恐る恐る聞いてきた。

未「うん…。会ってない。」

ずっと会っていない私の仲間。
いや…もう私の仲間じゃないか…。


瞬「あの事はお前は悪くない。だからあまり自分を責めるなよ?」

そう言って瞬さんは私の頭を撫でてくれた。




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