同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正

満里南side









尚希…………




尚希は、見ない内に
凄くカッコ良くなったね。




あたしが、姿を消して
から少ししか経って
ないのに、もうずいぶん会ってないように
感じる。






前より高くなった
身長。



前より長くなった髪。




前より低くなった声。





幼ない顔は、なくなり
すっかり男の人の顔に
なった。





見ない内に尚希は、
男の子じゃなくって
男の人になったんだね。





尚希は、決意をした
ような表情をして
ドアノブを握った。







「満里南と一緒にいて
凄く幸せだった。



ありがとう、満里南……」







ガチャ……





尚希は、そう言って
部屋を出て行った。





すると、急に力が抜けて床に座り込んだ。







(………っ……………


……尚希…………


ゴメンね…………)





あたしが、あの日……



何も言わず姿を消して
尚希は、きっと傷ついた。







最初はね…………





あたし、凄く幸せ
だったんだよ??













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