ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「どうしたの?京平」



箸を持ったまま考え込んでしまった俺に十和子が問いかける。



十和子はパクパクと出し巻き卵を美味そうに食べていた。




「別に…ボーッとしただけだ。気にするな」



「…漬物も美味しいよ」



「そうか」



十和子の笑顔が俺の心を癒していく。


ヤクザの娘に生まれながら素直に真っ直ぐに育った十和子。



佐和子さんのおかげかもしれない。



組長も佐和子さんも彼女に沢山の愛情を注ぎ育てたんだ。十和子の純粋さは二人の愛情の深さの賜物だーーー・・・


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