ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「ねぇ?十和子…この際だからはっきりしよう」



普段は飄々としている京平さんがとんでもないコトを言い始めた。


「俺と諒平のどっちが好きなの?」


「京平…さん!?」


京平さんは少しクセのある前髪をかき上げ…切なげに私を見つめる。


京平さんを追い詰めてるのは私への想い…?



「止めろよ…兄貴いや京平…十和子が困っているだろ?」


「・・・俺たちは結婚するんだ!」



「唯の偽装結婚だろ?」



「…それはお前が持ちかけた話だ…俺は本気で十和子と結婚したいと思ってる」


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