ギルディラヴ~偽り社長と誓う愛~
「まぁわしは君の存在のおかげで警察から護られている身だ…文句は言えない…ついでに十和子さんを介して、仁科組にも護られたかったが…十和子さんの素性が社内の人間にバレた以上…彼女を退職させるしかなさそうだな。ヤクザと繋がりがあると世間に知られたら、会社の信用はガタ落ちだからね…社長として、京平君はどう思う?」
「・・・貴方はそうやって私利私欲の為に人を利用して、利用価値がなくなれば…平気で切り捨てて来た。確かに十和子はヤクザの組長の娘だ…それがどうした?」
「京平君は十和子さんを退職させたくないと言う事か…」
「・・・俺は十和子と結婚する!」
「・・・では、君には社長を辞任してもらうしかないようだな…」
京平の為に社長の椅子に座ったが、十和子と結婚すれば…社長を辞任するしかないようだ。
どうして死んだのは京平なんだ!?
俺が死ねば・・・
「でも、俺と十和子を切り捨てたら、貴方を護る壁が無くなりますよ。そうなれば、貴方は丸腰だ。また紫桜のような『黒龍』の殺し屋が貴方を殺しに来るかもしれないぞ…自分の立場を考えた方がいいですよ」
俺に反論され、叔父は悔しそうに口を噤んだ。