ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
シャワー・・・


私は風宮さんに処女を捧げるために部屋まで入って来た。


「リビング出て、右奥の扉がバスルームだ」


「は、はい…」


風宮さんの性急な説明に素直に頷き、リビングを出た。


やっぱり、どこもかしこも身体中が痛い…

明日は土曜日で休日…せめてもの救いだ。


私は右奥の扉を開けて、バスルームに。


脱衣所もキレイに片付けられている。洗面所も磨きこまれたように、光っている髪の毛一本も落ちてない。


ほとんど、この部屋には帰って来ないのかな?


さっき風宮さんが着ていた上着と長Tシャツが床に落ちていた。

私は拾い上げて、洗濯機前に置かれたカゴに放り込んだ。その動作はまるで、彼の奥様みたいで自然と頬が染まった。
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