ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
私は勝手にベットに入れず、そのまま立ち尽くし…風宮さんを待つ。



風宮さんは腰にバスタオルを巻いたリラックスした自然体で入ってきた。



緊張で石のように硬くなった私とは違う。

緊張感なんて微塵もない。これから、私も彼が今まで抱いて来た女性のひとりとなるんだーーー・・・



「・・・ベットに入って待てばいいだろ?」


「そう言うワケにはいきません…」



「…ここまで来て…初めてだからって…逃げるな…」


「に、逃げませんよ…」

 

私のガチガチな身体を抱っこして、そのままゆっくりとベットに下ろす。


ベットのスプリングが軽快に跳ね、背中に柔らかい感触が伝わる。



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