恋蕾開花CHU?


「どうせ、たまたま向けた視線の先に私がいただけでしょ!」


「どうせってなんだよ、どうせって」


後ろから奴の声が聴こえる


背筋がゾクッとするのがわかった


幻聴だと思いたい、そう願いながらゆっくり振り返った先には紛れもないアイツの姿


「うわ、でた!」


私は思わず叫んでしまった


「んだよ、人を幽霊みたいに」


< 13 / 36 >

この作品をシェア

pagetop