しーくれっとらぶ
「唯たちは本当テスト嫌いだね~(笑)ι」


「だよな~(笑)もっと気楽に楽しめよ。」


配られたテスト範囲の用紙を見て大袈裟に溜め息をつくあたしと彰を見て亜紀と拓魅は馬鹿にしたように言った。


『亜紀たちは頭良いから、そんな余裕なんだよっι』


「そうそうっ!俺と唯にとったらテスト=(イコール)地獄だぜ~ιιなぁ?唯。」


彰はそう言ってあたしを見てくる。


『ちょっと~!!あたし、彰とは一緒にされたくないんだけどっ!あたしは彰よりは頭良いんだからねっ!!』

「はぁー!?大して変わんねぇだろ。むしろ俺以下じゃね(笑)?」

『違いますぅ~っ!!彰ほど重症な脳は持ってませんからっ!』


そう言って彰に向かって舌を出した。


亜紀と拓魅は全国模試でも上位になるくらい頭が良い。
もちろん校内のテストなんていつもこの2人の上位争い。


あたしたちが通う私立徳華(アリカ)学園は徳華大学付属の、有名な進学校。


そんな中でトップの亜紀と拓魅は本当に凄く頭が良いんだ。


しかし…、あたしと彰はというと決して良くはないが悪くもない、中の上くらい。






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