しーくれっとらぶ
「だから、唯は今のままでええで?」

『はぁ……せっかく頑張ってたのに…』


あたしのわざとらしいため息に龍は電話の向こうで笑う。


「ほんま唯はおもろいな」

『好きな人の理想に近付きたいって思うのは普通でしょ?』


あたしの言葉に龍は笑った。

< 393 / 854 >

この作品をシェア

pagetop