しーくれっとらぶ
『いいの…っ、もう大丈夫だから……』


「そうか」


龍の声が少し優しくなった気がした。


『龍…ごめんなさい……理由絶対話すから…っ…』

「もうええって。俺こそごめんな。俺、唯に何かあったって心配で頭に血昇っとって…。ほな、またな」


龍はそう言って電話を切った。

< 413 / 854 >

この作品をシェア

pagetop