しーくれっとらぶ
『龍好き……。』


睡魔のせいで朦朧とする意識の中あたしはポツリと呟いた。


「知ってる(笑)。」


龍の声がすぐ近くで聞こえる。


あたしはその声を聞いて目を閉じた。


完全に眠りに落ちる前、龍の声が聞こえた気がした。


「愛してんで……。」


もしかしたら夢だったのかもしれないけど。


でもどっちでもいいや。

龍の声だったから。









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