しーくれっとらぶ
『慎君ってヤキモチ妬きだね。』

「そうか~??普通ちゃう?
彼女が他の男と同じ部屋で寝る言うたら、普通嫌やろ。」


あたしの言葉に龍君は真顔で答えた。


『そっかぁ~…』


そりゃそうだよね…


あたしは心の中で納得した。


「それに慎は仕事忙しくてなかなか亜紀に会えへんやん。
亜紀は学生やからいろいろ出会い?みたいなん多いやろ?
せやから、幼馴染み言われても、必要以上に心配になったんやないかな。
慎はヤキモチ妬きやからな(笑)。」


あたしはそれを聞いて亜紀が凄く羨ましかった。

そんなに想われている亜紀は幸せだなって思った。



そんなことを考えていると、龍君が笑っていた。



「もう仲直りしてんで(笑)」


龍君はそう言って慎君の部屋の方を指差す。



龍君が指差した方からは亜紀と慎君の笑い声が聞こえていた。





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