シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「では、私はこれにて」
感じの悪い実里父ちゃんは、そういうとさっさと講堂を後にしてしまった。
何なのよ。一体なんで、あたしは呼ばれたわけ?
きょとんとしていると、教師があたしに小さな声で言った。
「西村、話がある。
明日の朝、授業が始まる前に職員室に来られるか?」
「?はい、わかりました」
何……?
今ここでは、できない話ってこと?
行ってよろしいと言われ、舞台袖の涼介の元に戻る途中。
ふと見た実里と不愉快な仲間達と、目があってしまった。
彼女達は、何故か。
勝ち誇ったような、それでいてあたしを哀れむような。
なんとも不愉快な目つきをしていた。