鯖を読んでる転校生=社長!?
「フッ」

光河は優しく笑った。

「よくできました」

そう言ってあたしの頭を撫でた。

なんでこんなに恥ずかしいのか・・・。

あたしだけドキドキさせられているような気がする・・・。

あたしは赤面してるのがバレないように俯いた。

「あ、結輪」

「はぃ」

小さな声で答える。

「敬語もなしだから」

・・・・・・・。

あたしはコクンと頷いた。

「違反したら・・・・」

光河はあたしを軽々と抱き上げて向き合わせた。

あたしはちょうど光河の膝の上に座ってる感じ。

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