鯖を読んでる転校生=社長!?
彼女・・・。

「じゃあな」

「えっ!ちょっ!」

吉一くんはがり勉感を滲み出しながらスタスタと歩いていった。

「結輪~、お昼行こー」

弁当を抱えて佑希と玲奈がやってくる。

「あ、うん」

彼氏なんて・・・ジョーダンじゃない!

断んなくちゃ。

あたしと佑希と玲奈は、お昼を食べにいつもの屋上へ向かった。

あたしと佑希が、玲奈と初めて会った場所。

少し前の事なのにすごい昔のことみたい。

懐かしいなぁ〜。

「結輪、がり勉転校生とずいぶん仲良しなんじゃない?」

人がせっかく思い出に浸ってたのに!!

「でたらめ言わないでよ、佑希!」

一瞬にして忘れてたことを!!

「でも、ずっと話してたでしょ?」

「玲奈まで・・・やめてよぉ~」

なんでおもいださせるのー!!

どこが仲良しなのよ!!

ありえないし!!!

あたしは心の中でそう叫んだ。












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