鯖を読んでる転校生=社長!?
2章:夏休み

染まる?染まらない?

引っ越ししてきて1ヶ月。

なかなか暑い日が続く7月の今日この頃。

学校は夏休みに入り吉一光河は仕事仕事仕事の毎日。

あたしは不規則な生活の中、ぼーっと夏ぼけ。

「勉強する気が起きない」

ベッドの中で独り言。

「結輪、早く起きろ」

相変わらずスーツに着替えながらあたしを起こす吉一光河。

「何回言えばわかるんですか!!?堂々とあたしの前で着替えないで下さい!!」

あたしは女ですよ?

少しは気を使って下さいよ!!

「何照れてんだよ」

「ててててて照れてなんかないでんっ!!」

またキスされた。

この1ヶ月もぉ何回キスされたことか・・・。

「じゃ、宿題やっとけよ」





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