鯖を読んでる転校生=社長!?
相変わらず体はだるかった。

あたしは首を横に振った。

「そっか、じゃあもう一回寝るといい」

あたしはその言葉に甘えて、またベッドに横になった。

「俺は書斎にいるから。何かあったら呼べよ」

あたしは静かに頷いた。

「フッ・・・素直だな」

フッて・・・今笑った??

笑ったよね?人がしんどいって思ってるのに笑ったよね??

ありえない・・・・・・いゃ、もぅいいや。

しんどいし、寝よ。

笑われたことに少しむくれつつあたしは眠りに落ちた。

カチッカチッカチッ・・・

「んんっ」

あたしはやけに大きい時計の音で目を覚ました。

いつもは時計の音なんて聞こえないくらいぐっすり寝てるのに・・・。


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