夢花火

別れ





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「局長。隊士の数が少なくなっている。新たに隊士を募集した方が良いかと…」

「この人数じゃ、ちょっとやばいんじゃねえか?」


永倉と原田が、そう提案してきた。


「そうだな…」

近藤は少し考えたけど、思いもよらない答えを出す。

「このままでいいんじゃないか?」

その言葉に、誰もが呆然とした。

「何を言ってる?」

少し怒った顔で、土方が言う。





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