[短編]恐い人
頭が追いつけない私とはうらはらに母親は私の手をひっぱって車にのせてしまった
ポカーンとしているといつの間にか車に乗っていた父親が、
「どうした、そんなボケーとして?」
「どうしたじゃないよ、いきなりお母さんに着替えさせられてたんだから!」
お父さんは、笑いながら「それは、すまなかったな」
「もう、笑い事じゃないよ。で、本当に今日何があるの?」
お母さんとお父さんはお互いの顔みて少し笑うと二人同時に、
『お見合い!!』
それを聞いた私は車の中で叫び声が響いたのは言うまでもないー…