空は、見ている。
月が見ていた出会い  湊side
「「「「えーーーーーー!!!!!」」」」

うるせえなー

そんなに、驚くことかよ

俺は、お前たちに会うよりも前から、ずっと恋してたんだぞ






俺がまだ、5歳くらいのときかな

両親の仕事の関係で、パーティーに出席したんだ

でも、いっぱい人がいるし、父たちも挨拶に行ったりしなくちゃいけないから、俺は一人で庭に出た


そして、・・・静かに泣いた


その頃の俺は、一人で過ごすのにまだ慣れなくて、人の愛がほしかったんだ

友達を、見てると余計に思ってしまっていた

運動会だって、音楽会だって・・・

みんな、楽しそうだった

そんな中、俺はいつも執事の宮尾と姉ちゃんとしか一緒にいられたことがない


別に、両親が俺を愛していないなんて言わない

でも、どうしても仕事が優先になってしまいがちだった

まあ、そのおかげで裕福な暮らしは、できたけど・・・


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