余裕彼氏。【短編】
部屋に入って、オレンジジュースと
お茶、炭酸水…お菓子を出して、
ソファーに座った。
「葉月と颯くん、アメリカにいるんじゃ…? どうしてここに?」
「んとねぇー…父さんの仕事が日本に決定して戻ってきたの!」
「もう日本からは移動しないようです。」
と答えてくれた。
「そうなんだ! じゃあもう、ずっと日本にいるんだー♪ 嬉しい♪」
「Also me♪(私も♪)」
久しぶりの再会に気分が上がっていた
けど……。
「そういえば、莉緒~♪ 彼氏さん、どんな人なの~? 私詳しく聞いてないよー!」
キャーといって、ジタバタはしゃぎだす葉月。
相変わらずのテンション…(笑)
「えっとー…うん、まぁ、ね?」
琉生の話になると少し気まずい…。
「えー!? なんなの、その曖昧さは! ハッ! もしかして…禁断の恋なんかじゃ…!?」
「姉貴……」
双子っていうのは、だいぶ違うんだね(苦笑)