瞬きさえも忘れていた。
だけどあんなこと言われたら普通嫌いになるよね? それでも彼のこと、気になって仕方がない私が普通じゃないだけだよね?
――と、誰に向けたものなんだかわからない問いが、頭の中をグルグル巡る。
「岩本さんだって、私のこと嫌いですよね?」
「俺の方は別に嫌いじゃないけど? 嫌いだったら、あんな忠告しないし。ほっとくし」
「あれのどこが忠告なんですか? ただの中傷に聞こえましたけど。てか、嫌いじゃなくてもほっといて欲しかったです」
「そっ、ごめん……ね?」
軽い感じで謝って、岩本さんは薄っすら笑みを浮かべた。
その時、目の前の歩行者信号が赤になって、反射的に立ち止まった。同じく岩本さんも立ち止まるけど、クルッとおもむろに右を向く。そちらの信号が青になるのを待っているみたいだ。
駅までは、このまま真っ直ぐひたすら歩けば着く。
――と、誰に向けたものなんだかわからない問いが、頭の中をグルグル巡る。
「岩本さんだって、私のこと嫌いですよね?」
「俺の方は別に嫌いじゃないけど? 嫌いだったら、あんな忠告しないし。ほっとくし」
「あれのどこが忠告なんですか? ただの中傷に聞こえましたけど。てか、嫌いじゃなくてもほっといて欲しかったです」
「そっ、ごめん……ね?」
軽い感じで謝って、岩本さんは薄っすら笑みを浮かべた。
その時、目の前の歩行者信号が赤になって、反射的に立ち止まった。同じく岩本さんも立ち止まるけど、クルッとおもむろに右を向く。そちらの信号が青になるのを待っているみたいだ。
駅までは、このまま真っ直ぐひたすら歩けば着く。