星の輝く夜空の下で
その頃、ある病院で…
「ん…」
「星夜?」
星夜の声を聞いた女性は星夜の手を握った
星夜は半年ほど閉じたままだった瞳が微かに開いた
そしてか細い小さな星夜の声
「…かぁさん?」
「ほ、星夜…。母さんのことわかる?」
星夜は頷いた
「良かった…!良かった良かった!お医者さん呼びに行くね」
星夜のお母さんは泣きながら医者を呼びに行った
俺、生きてるんだ…。ひかりに逢いに行けなかったんだ…。
だけど、残ってるのは絶望感じゃなくて
もう少し生きてみようかなっていう希望だった