星の輝く夜空の下で
「5人目だ」
と夏芽が遠くを見つめながら言った
「…5人目?」
「うん、記憶のない幽霊に会ったのはあんたで5人目」
「へぇ、貴重なんだ。やった」
能天気な幽霊に夏芽は呆れた
「んで?」
「記憶戻す方法知ってる?」
「知らない。あたしは幽霊相談所じゃないの。帰る」
「まってまって!!」
幽霊は夏芽を引っ張るが人間は触れられてる感覚が無いので無視して歩く
「相談しないから教えて」
「何を!!」
夏芽はまた殺気を帯びていた
「お前幽霊の呪いより怖いぞ」
「早く用件言わないと帰る」
「ごめん。今まで会った記憶のない幽霊のこと教えて」
夏芽はため息をひとつついて話をした