星の輝く夜空の下で



「ねぇ、言い過ぎじゃない?初めての人間のお友達でしょう?」


朱子が帰る途中の夏芽に話しかけた


「うるさい。ほっといて」

「俺はあの子悪い子じゃない気がするけどな」


星夜もそばにいた


「どーせ可愛いからでしょ」

「そんなことねーよ。彼女を知ってる訳ではないけどなんとなく」

「あいつの味方すればいいじゃん。あたしのこと嫌いになればいいじゃん」

「敵味方とかじゃな…」


朱子が星夜を止めた

夏芽は家に向かって一目散に歩いてく


「そっとしとこう」

「なんでだよ。あいつさらにひねくれるぞ」

「大丈夫だよ。夏芽があんなに人間に対して怒ったの初めて見た。ちゃんと向き合った証拠だよ」

「でもなぁ」

「夏芽は不器用だからしょうがない!!ね?」


夏芽のことをよく理解してる朱子に星夜は何も言い返せなかった


「…本当にしょうがねぇやつだな」


朱子と星夜は笑った

そして見守ることを決意した


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