星の輝く夜空の下で

麗子



「そんな…」

「あくまで予想だからさ、気にすることないよ」

「…」



忘れて欲しくない



夏芽が過ごして来た時間はほとんどが
幽霊との時間

忘れられたら夏芽の思い出も一緒に
消えてしまいそうだった


焦る夏芽に鈴風は聞いた


「もしかして離れたくなくなったの?」

「え、誰とですか?」


星夜のことを考えてるとおもった
鈴風はため息をついた


「夏芽ちゃんには辻本?だっけ?いい男がいるもんね。…なんでもない」

「辻本くんとは、さっき別れました」

「え?」

「鈴風さん!あたし分からないんです!教えてください!」

「…?」


夏芽は辻本に言われたことを
鈴風に話した



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