星の輝く夜空の下で
夏芽はいつもの河原に来た
待ってればいつか必ず星夜は来る
そう信じて
一番星に祈る
「どうか今日星夜がここに来るように導いてください。きっとあたしが選ぶこの道は大変な道だと思う。他人には理解されないし、普通なら出来ることも出来ないと思う。でも、ここに芽生えたこの気持ちに嘘はつきたくないの。今生きてるの。人を愛しているの。生きる意味を感じているの。お願いします。どうか星夜がここに現れますように」
日が短くなってきて辺りはすぐに薄暗くなる
今日の空は雲一つない青空だったからたくさんの星がキラキラ輝いていた
「夏芽？」
星夜の声がした
