星の輝く夜空の下で

消滅



屋上から戻ってきた夏芽に春実は声をかけた


「おかえりー。ごめんね。委員会でいなくて」

「ううん。平気」

「どした?」

「ちょっと解けない数式思い出して…」

「ふーん」


春実は夏芽が何かで悩んでいる事はすぐに分かった

だけど深入りはしない


夏芽がちゃんと話してくれるまでは




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