あの空の音を、君に。
プロローグ




あいつが消えた。


思いもよらない出来事だった。



そんなことが起きるなんて、

今まで考えたこともなかった。




その事実が未だに飲み込めない私は、




今もずっと、さまよい続けている――。




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