好き…だけどつらいよ…


そんなときだった。





ギィ────────




っ!



あたしたちは咄嗟に
ドアのすみにかくれた。





…誰?


逆光で二人いることしか
わからない。





「……だったひとだもん!」











「……花園…?」


自分のひざに顔を
うめていた廉が少し顔をあげた。



「花園の、、声がする。」


…廉…




「逃げんなよ!」


あ、、



「っ湧井…か」



二人の話し声はなかなか
聞こえてこない。


けど二人の叫ぶ声は
聞こえてきた。
< 149 / 174 >

この作品をシェア

pagetop