禍津姫戦記
「ハバキ、この地響きは何だ? 何があった」

 戻ってきたハバキたちの姿を見つけて、カリハは安堵しつつも慌ただしくたずねた。
 だがハバキに説明しているいとまはない。
 姫夜の背中の翼はすでに跡形もなく消えていたが、衣だけが大きく縦に裂けていた。ヤギラは青ざめてふるえながら、姫夜の腕にすがりついている。
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