禍津姫戦記
 ハバキは立ち上がって、うーんと大きくのびをした。

「姫夜、遠乗りにいかないか。先刻狩りをしているときによい場所をみつけた」

「でも……これからでは夕餉に間に合わぬのではないか?」

「かまうものか」

 那智がさりげなく横から問うた。

「姫夜さま、なにかお気にかかることでもございますのか」
< 393 / 647 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop