禍津姫戦記
姫夜はいさぎよく足許に衣を脱ぎ捨てて、長い髪をまきあげ、手頃な枝をかんざしがわりに刺して留めた。
おそるおそる爪先を湯に浸す。ぴりっと心地よい熱さに目が覚めるようだった。今までうち沈んでいたことも忘れて、わくわくし、思い切って体をしずめると、熱い湯に全身がちくちくしたが、思わずためいきがもれた。
おそるおそる爪先を湯に浸す。ぴりっと心地よい熱さに目が覚めるようだった。今までうち沈んでいたことも忘れて、わくわくし、思い切って体をしずめると、熱い湯に全身がちくちくしたが、思わずためいきがもれた。