クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
「伊吹先輩」
「こんにちは。隣いいかな?」
伊吹先輩はニッコリ笑い、あたしの隣へ腰掛けた。
「誰か待ってるの?」
「あ…はい。松川くんを」
「え?聖じゃなくて?」
「はい…あはは」
何となく、一緒に帰るので!…とは、言えない。
苦笑いのあたしに、伊吹先輩は『そうなの~』と呟き、ちょっと黙った後、また笑顔で振り向いた。
「もう部活終わるよ。あと少し待っててね」
「はいっ。ありがとうございます」
「フフッ。じゃあ私は戻るね」
バイバイ、と手を振り、弓道場に戻って行く伊吹先輩。
なんかいい香りしたな……香水かなぁ~…。
ポーッとしてると、美喜ちゃんに肘をつつかれた。