Alice-浮気女の決意-
そんな仲のいい二人に思わず頬が緩む。
「あたしが魔法をかけたら、レイアさんには倒れてもらいます。それを見ている人たちは益々騒ぐと思います」
「僕はどうすれば……??」
「あたしは街の人たちに“この女のように、この街を眠らせてやる!!”と言うので、そうしたら怒ってください」
「分かった」
「そしてあたしが一人の街の人に近づくので、それを阻止して殴ってください」
「えっ、ほんとに殴っていいの??」
んなわけないでしょ、あたしが痛いじゃないの。
「出来れば強く殴ってるように見せかけて、力を弱めて殴ってください。あたしは大げさに倒れて、そのあとに逃げますから」
「上手くいくかな……」
「多分これで大丈夫です。魔女を倒して街を救えば、コウさんは人気者ですよ」
「コウ、アリスちゃん、頑張りましょ!!」
「はい!!」
「うん!!」