Alice-浮気女の決意-
森の中を走って走って走って。
あたしはとにかく白雪姫さんを見つけるのに、必死だった。
今まで他人のことに協力なんてしたことなくて、
いつも自分が得する道を歩いてた。
ナオとミヤのこともそう。
素直じゃないあたしを、いつかは見捨てられるんじゃないかと思ってた。
抱いてくれなければ、キスもくれない。
あたしのこと飽きちゃったのかな、って
そんなに魅力ないのかな、って
いつも思ってた。
気がついたら、自分の気持ちを隠し続けて
先輩と図書室にいることが増えた。
心の隅にはいつも、ナオがいたのに。