忘却
「篠原」



「あ、はい」



「ちょっといいか?」



「?…はい」






千葉に来て

秘書のエリートの下で勉強の日々。




最初は秘書といったら女のイメージしかなくて、

男性だった時はびっくりしたけど、すごく優しいです。







「ちょっと工藤さんのところいけ」



「はい。

…何かあったんですか?」




「あぁ、まぁ、ちょっとな」









東京とはちょっと違う場所だ。
もちろんKOコンポレーションとは環境が全然違う。




でも過ごしやすい環境だったから、
私は四年もここで頑張れたんだと思います。
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