夏に、恋をした。


――――な、泣くっ!?




急に泣かれて、慌ている俺の背中に杉宮は手を回した。


「よかった…」


ホッとした声。




「あたしね、桜田がテニスしてるとこ好きなの」




杉宮は小さく呟いた。

抱き合ってないと聞こえないくらいだった。

「だからね、テニス応援したい。だけど、」

杉宮は少し迷いながら言った。




「あたしのこと好きなのかな、って思っちゃう。」




え……。


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